全シ連 楽器別交歓会

5/29は全シ連主催『楽器別交歓会』が葛飾シンフォニーヒルズ、アイリスホールにて開催されました。
これは、それぞれの楽団から希望者を募り、管楽器だけでの演奏、弦楽器だけでの演奏という趣向で、青空からはバイオリンのNさんと私、そして普段はフルートを担当されているSさんの3人で、バイオリン奏者として参加してまいりました。

当日は雨模様でしたが、気分はウキウキです。というのも、今回は弦楽器だけでの35名という大編成です。どんな音になるか楽しみでした。

午前から午後にかけて合わせて3時間ほど、それぞれ弦、管のグループに別れて練習し、そのあと本番としてステージ演奏という運びでした。

弦楽器グループの曲目はクラシックの王道、パフェルベル『カノン』、モーツァルト『アイネクライネナハトムジーク』と『交響曲25番第一楽章』の3曲でした。
指揮を担当される先生より、当日ご指導いただきました。まずはバイオリンの25人以上で奏でる音に感激し、自身の音がちゃんと合っているかドキドキしながらのリハーサルを迎えました。
普段、青空で3人ほどで担当する音とは全く違い、その大きな音に驚きと共に、参加される皆様の正確なピッチについていくのがやっとでした。(あ〜もっと練習していくんだった…)

そして本番を迎え、まず、管楽器グループの演奏を聴きました。『シルクロードのテーマ』『ドビュッシーのケーキウォーク』『アフリカンシンフォニー』です。どの曲も管楽器の鋭くクリアで突き抜けるような音や、体が思わず揺れ動くようなリズム、圧倒的な音量に感動でした。なにより演奏されている皆さんがとても楽しそうでした。

次は私たちの弦楽器グループの演奏です。ステージが人数に対して少々狭く、皆さんで密集した感じの配置です。準備は整い…指揮の先生の目を見て…静かで厳かなチェロとピアノの奏でる音から始まりました。『カノン』は緩やかな温かみのある響きを感じながら……、『アイネクライネナハトムジーク』は煌びやかなハーモニーや喜びに通ずる気持ちを音に載せ……、『25番第一楽章』では、オーケストラで奏でられるよ速い速いテンポの中、緊張感のあるダイナミ
ックなかけあいのメロディを35人全員で(私にとっては渾身の?)演奏することができました。

指揮の先生から、『音楽会は聴きに来るのだけど、お客様は観にも来るのです。演奏は指揮者の指示で進みますが、演者の皆さんで目線、構え方、終わり方を合わせると、とてもまとまりが出て、一層すばらしくなるんです』とお話しあり、自分の団でもそうありたいと思ったのでした。

演奏は無事大成功(と確信しております!)に終わりました。前日までなかなか弾ききれず、不安もありましたが、とても勉強になり、有意義な時間を過ごすことができました。

また、演奏時お隣に座っていらした方とも(五反田や神奈川からお越しの方々でした)お話しすることができ、この場がなければお会いすることがなかった皆様と、交流の場として色々な情報交換できました

帰りの電車の中で、Sさんと『大変だったけど本当に楽しかったね!』と締めくくり、私の大冒険?は終わりました。

最後になりますが…主催の全シ連の皆様、事務方で支えてくださった皆様にも心より感謝いたします。ありがとうございました。


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