六月十七日の青空について

  昨日、六月十七日の 青空 は、ベートーヴェンの第六、モーツァルトの25番とグリーグのアニトラの踊り の三曲であった。この所、ピアノは無しで来ていた。

 

 ところが、終了も近くなって、いつものアンサンブルのように、ピアノの調べが、入ってきた。右手骨折で包帯をしたままのK団長か演奏して下さったのであった。

 治療帰りに、立ち寄って下さったKさんの、傷の悪化を誰もが心配した。ご本人は、あっさり、リハビリになります、とニッコリしていた。

 実際は、左手だけで、演奏をしていた訳で、これらの調べを左手だけで弾きこなしてしまう力量、お姿に唖然とした思いだった。

 このところ、leading players の方々のお怪我が続いており、心配ムードが漂う中でもあっただけに、いわば梅雨の曇天に、晴れ間を垣間見た様な、明るい安堵感に包まれた。

 あらためて、K団長はじめ、お怪我や体調を崩しておられる方の、一日も早い快復を、皆さんと共に心より祈願したい。

 

 因みに、この日の自主練習は、 N先生からアニトラの踊りを、みっちり二時間、丁寧に指導して頂いた。その場で、すぐ習得しきれないことがあっても、気付かない誤りや自宅練習の手助けになるヒントがある。いつも、午前の練習では得られない学びがある。

 

 シニアは、シニアなりに、結構多忙なものである。ご都合のつく時は是非お気軽なご参加をお勧めしたい。得るものは多い思う。

yutanpo