先日、広報さんからブログの当番を仰せつかり、はて、もうネタは使い尽くしたし何としたものか?
しばし考えた挙句、70余年の人生で触れてきた音楽を顧みると結構字数を稼げそうという考えに至りました。
そういう訳で「私の音楽史」という大層な題名にしまして、まず始めに外すことができないのが親が聴いていたレコードです。
大正生まれの父は洋画が好きで、第三の男、禁じられた遊び、クワイ河マーチなど、映画音楽は特にお気に入りでした。
映画音楽以外では、ドン・コザック合唱団のステンカラージン、ボルガの舟唄のレコードをよくかけていて重厚な男性合唱が耳に残っています。
母はといえば、シャンソンやタンゴが好みだったとようで、戦後という時代海外の文化に惹かれた世代だったのではと感じています。
親の好みの影響があったのか、中学生頃からフォークソングのブラザーズ・フォーに始まり、さまざまなジャンルの音楽(全て洋楽でしたが)に触れてきました。
カンツォーネの女王と言われたミルバに至ってはイタリア語がわからずとも切々と伝わってくる感情に圧倒され、トム・ジョーンズのエネルギー溢れる歌声に酔ったりと、ひたすら聴きまくりました。
4大テノールのパバロッティ、ドミンゴ、カレーラスの歌唱力も魅了され今気がつくと殆どボーカルが入っているものばかりです。
思えばクラシックはあまり聴く機会はなく、子供の頃習っていたバイオリンの魅力に気がついたのは何と!50代になってからでした。
チェロのヨーヨー・マやバイオリンの五島みどりを聴いて弦楽器の幅広い魅力に引き込まれて、あ〜!人生、巻き戻しができたらと悔やんだものです。
今は青空というアンサンブルのおかげで他の楽器の素晴らしさにも触れ、合奏の中で弦楽器の役割を果たすべく、奮闘しているところです。
青空のバイオリンパートはNさんというな強力な奏者が加わりました。
来年の定演に向けて心強い限りです。
年毎に譜読みに時間がかかったり、指が回らなくなったりですが、私の音楽史はまだ終わりには至っていません。
いえ、これからがクライマックスかも?
sugar & milk
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