今回はウィキペディアに該当記事がなかったので、別のサイト「気軽にクラシック!」にご協力いただくことに(勝手に)しました。
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「グラナダ」はメキシコの作曲家、アグスティン・ララ(1897-1970)が1932年、35歳の時に作曲した歌曲です。
ジャンルとしてはクラシックとは言えませんが、テノールやソプラノのレパートリーとしてよく取り上げられる作品です。三大テノールとして有名なスペイン出身のホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴらが積極的に取り上げたことでも有名です。
タイトルの「グラナダ」とはスペイン南部の都市の名前ですが、この街はかつてイベリア半島に存在した最後のイスラム王朝「グラナダ王国」の首都でもあります。また「グラナダ」とはスペイン語でザクロの意味で、グラナダの街のシンボルとなっています。この街はその当時に建築された「アルハンブラ宮殿」があることでも有名です。
歌詞と和訳は次にご紹介しますが、夢に憧れる土地グラナダを曲想にぴったりな情熱的に描いた歌詞になっています。
時に擬人化して表現される「グラナダ」は、愛する女性に熱く語り掛ける歌の様にも感じます。
(次のページは和訳歌詞です。)
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「グラナダ」和訳歌詞
夢に見る土地、グラナダよ
君のために歌う時、私の歌はジプシーの歌になる
私の歌は、幻想の歌
私の歌は、メランコリーの花のよう
この歌を、君に捧げよう
闘牛の昼下がりには血に染まる土地、グラナダよ
ムーア人の瞳の魔法を秘め、守る女よ
夢に描く君は花に覆われたジプシー
口づけをする君の赤い唇は、私に愛を語る甘いリンゴ
数々の詩歌に歌われた乙女、グラナダよ
君に捧げるものは、バラの花束より他にありはしない
それは褐色のマリアを飾るための香り柔らかなバラ
グラナダよ、君と言う土地は美しい女たちと血と、そして太陽に満ちている
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YouTube では沢山の歌手が歌っておられます。その一人、日本のテノール錦織健さんも聴きごたえがありそう。
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