全日本シニアアンサンブル連盟のホームページにも第2回定期演奏会のチラシをご案内いただきましたので、久しぶりにそのホームページを覗いてみましたら、ウン!?、ありました、お宝情報が。それは「広報」「ひびきあい」の第55号9頁で始まった「SE団員のための楽器知識」。
単に今まで見てなかっただけだろう?などというヤジもありそうだし、自分の演奏がうまくなるわけじゃないけど、読んでなるほどと、納得できるような、次の書き出しですので、ご一読を
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今回からアンサンブルに使用される楽器についての最低知識を連載します。
その第一回は「ピアノ」です。
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[1]ピアノ
〈ピアノはなぜ楽器の王様と言われるのか〉
まず第一にピアノは音域が88鍵と広いので、他の全ての楽器の音域を包含します。
第二に音の強弱が大きいので、表現も豊かで、大ホールでもグランドピアノ一台で観客を魅了する能力を備えています。音の減衰をクリアに出せるので特にピアニッシモの音の流れなど美しく出せます。
第三に両手10本の指で同時に音が出せるので和音、リズムとも自由自在に表現できます。伴奏に最適です。
以上のようにピアノは音楽の3要素であるメロディ、和音、リズムを全て一台で表現できます。正に楽器の王様で、学校の音楽室には必ずグランド(平型)ピアノ又はアップライト(竪型)ピアノが置いてあるわけです。
〈合奏のチューニングは何故ピアノの音を基準にするのか?〉
ピアノがアンサンブルに加われば合奏全体が非常に楽しくなります。正確な音程ですからピアノの音がアンサンブルの中心になります。但しこの音律(ピッチ)の調整は他のヴァイオリンやフルートのように自由に変えられません。ピアノ調律師が1年に1回(最低)調律して決めるからです。このピッチは通常は中央部のラの音が442ヘルツ
になっていますが、場合によっては440であったり、調律が1年以上されなくて音が狂った場合もあります。その場合は他の楽器やチューナーで合わせ、別に電子ピアノを持ち込んだりすることも考えるべきだと思われます。
〈ピアノの取扱いで特に注意すること〉
ピアノは湿気が大敵です。響板という心臓部は天然乾燥を7年間施したり人口乾燥によって含水率を10%以下に乾かしてあります。
ピアノを壁に密着させたり、コーヒーカップや花瓶をピアノの蓋の上に置かないよう心がけましょう。
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