卯の花の匂いに誘われて

5月22日、卯の花の匂いに誘われて、四街道シニアアンサンブル クローバーの第六回定期演奏会へ。

 

 会場には早くから人々が集っていた。やおら管楽器の音と共にロビーは量感溢れる美しいハーモニーに包まれる。また、ソロの澄み切った響きに思わず息をのむ。有志による誘い(イザナイ)のロビ-コンサートである。ここで、すっかり音の世界に魅了されて、メインホールの開場を待つ。

 

 前半は、初夏をテーマにした唱歌が続く。やがて洋楽の曲に移り、ドナウ川のさざ波に心乗せられて終る。

 

 20分間のコーヒー・ブレークには茶菓が提供され、紙コップを片手に和やかに語り合う観客と演奏者の姿が会場の雰囲気を盛りあげていた。

 

 後半は、お馴染のタンゴ、ルンバ。ここで独唱も入り、歌謡曲等のリズムとメロディーに、想いは人それぞれ、奏者と聴衆が共に楽しめる時間が続いた。最後は会場全員の合唱、アンコールに「昴」が演奏されて終幕。

 

 文字通り音を楽しませて頂いたことに、演奏者への敬意と感謝の思いで会場を後にした。

 

(Y.S.)