【パワーの伝授?】5/11.訪問演奏

今日は初夏の日差しと思える晴天、近隣の保育園から依頼で、保護者、園児さんの集まりの中で演奏をしてまいりました。

 

シニアアンサンブルの私たちにとって、子供向けの演奏は初の試みでした。選曲も先方さんのリクエストや童謡、ジブリの曲など、当団の名プロデューサーUさんが改めて譜面を起こし、短期間でパート譜を作成してくださったおかげで、持ち時間45分きっちり、私の拙いMCと共に、演奏しきることができました。

 

まずは先方の先生方に、ご厚意あまるおもてなしをいただきましたこと、御礼申し上げます。

 

園のホールには子供向けの舞台があり、可愛いサイズのため、今日は全員での出演とは相なりませんでしたが、大人9人となりますと、舞台にいっぱいの感じです。

 

幕の中でスタンバイしている時から、園児さんの賑やかな声、先生の案内の声、椅子を動かして座る音、いつもと違うワクワク感で始まりました。

リハーサル一回でいざ本番。

幕が上がると、それぞれにちょこんと体育座りした可愛い園児さんたちに迎えられ、演奏が始まりました。第一声の「こんにちは!」から大きな声でお返事あり、一瞬で子供さんのオーラいっぱいになりました。

最初はトトロの「さんぽ」から。緊張でイントロ部分、浮ついてしまうものの、園児さんの歌声に圧倒され私も勢いで⁇演奏することができました。その後も、いつも歌っている曲、「ぞうさん」「アンパンマンのマーチ」など0歳児から全員が保護者さんと一緒に歌う楽しい雰囲気に包まれました。少しお母さん方の曲も…と「ビリーブ」や「君をのせて」などなど聞いてもらう曲も入れましたが、やはり、本日の一番は、「パプリカ」でしょう。オリンピックの応援歌として、NHKでも踊り付きで放映され、子供たちに今大人気の曲です。歌いたい曲は?の問いにあちこちから「パプリカ〜!!」と上がり…演目中に一回、そしてアンコールとしても演奏しました。みんな立ち上がって可愛い踊りを歌声と共に披露してくれました。私はそんな園児さんに目が言ってしまい、ちょいちょい(かなりです、すみません、先生!)ミスタッチ、やっと覚えたメロディもところどころで飛んでおりました。

 

そして、たくさんの可愛い「ありがとう」、「さよなら」のお声をもらい、最後まで演奏を聴いていただいた保護者さんに感謝して演奏は終わりました。

 

いつもと違うほのぼのとした空気とあたたかい歓迎に、私はとても癒された時間を過ごさせてもらいました。

 

定演前でしたが、ご協力くださった団員の皆様、本当にお疲れ様でした。

 

今回、小さな観客さんにシニアアンサンブルが受け入れられたことに、何か新しい可能性も感じたのは私だけでしょうか。

 

園を出る時まで、園庭で遊ぶ園児さんからもあれこれと話しかけられて、答えにしどろもどろしたり、笑ったり…。改めてそんな子供さんのパワーの大きさに気付かされました。そうです、今日は私は演奏をしに行きましたが、同時にそれ以上のパワーをもらったのだと感じました。

 

このエネルギーを、今度は2週間後の定演に、来場される方々へお伝えできるといいなぁ…と、帰宅して、お土産にいただきました手作りお好み焼きを頰張りながら思っております。

 

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