小さな木の実

「秋のコンサート」の2曲目に演奏されるこの曲、ブログ子は、ピアノの前奏が始まると切ない気持ちになるんです。

まあ、ガラニモナク とおっしゃるのはご自由ですが。

 

「青空」は器楽の合奏集団ですから、練習中、歌そのものに触れる機会はまれですね。次のような歌詞と説明をネットで見つけたので、お知らせしましょう。

 

 

+++++

原曲:ビゼー、編作曲:石川皓也、作詞:海野洋司、唄:大庭照子

 

1 小さな手のひらに一つ

  古ぼけた木の実握りしめ

  小さな足跡が一つ

  草原の中を駆けてゆく

  パパと二人で拾った

  たいせつな木の実握りしめ

  今年また秋の丘を

  少年は一人駆けてゆく

 

2 小さな心にいつでも

  幸せな秋はあふれてる

  風とよく晴れた空と

  温かいパパの思い出と

  坊や 強く生きるんだ

  広いこの世界おまえのもの

  今年また秋がくると

  木の実はささやく パパの言葉

 

 

原曲はビゼーのオペラ『美しいパースの娘』で歌われるアリア。このオペラは、同じビゼーの『カルメン』や『アルルの女』に比べて、上演される機会はあまりありませんが、この曲だけはよく演奏されます。

 

 石川皓也(あきら)が作編曲したこの曲に、海野洋司(うんのひろし)が日本語の詞をつけ、昭和46年(1971)、NHKの「みんなのうた」として発表されました。

 

 曲はホ短調ですが、サワリの頭の3小節だけト長調になっています。ここがパッと明るい感じになるのはそのためです。

+++++(出典:二木紘三のうた物語)

 

G