SE団員のための楽器知識-その2:ヴァイオリン

[2]  ヴァイオリン

 

〈ヴァイオリンが楽器の女王様と言われる訳〉

 ヴァイオリンは形状が女性に似ており、音色が美しく管弦楽にはなくてはならない花形であるため、俗に女王様と称されています。SEでは主としてメロディーパートを受け持ちます。 この楽器を正確な音程で弾くことはかなり難しいうえに楽譜の音符通りに長く弾いたり短く切ったりして弾くのも難しいので、通常の練習では曲を弾くと同時に、正しく音階を弾く練習と、音符の長短によって弓の速さを変える練習を励行するとよいでしょう。

 

 SEにはヴァイオリン仲間がいますので、彼等のフォームの長所を参考にしたり、時には自分にアドバイスして貰ってお互いに励ましあいながら楽しみ向上するとよいと思います。

 

 楽器を左肩に担ぎ、4弦を右肘の上げ下げでとらえるのですから、体に覚えこませるよう毎日基本練習を励行しましょう。

  

〈取扱い上の注意〉

1.  新しく購入する場合、特価品は感心しません。SE団員の場合、せめて中級品を買った方が将来子孫に弾き継がれるほどの耐用年数があるので得策です。 

 

2.  ヴァイオリンは高音多湿を嫌います。真夏に車のトランクに長時間放置したり、冬にストーブの側に放置するとニスが溶けたり接着剤のニカワが溶けて傷む場合があります。又、梅雨の湿気や水蒸気に当てると楽器の鳴りが悪くなります。水は禁物です。 

 

3.  SEの練習の際、トイレ休憩などで移動する時に楽器に当たって傷つけるトラブルが発生する場合が散見されます。団員によっては百万円以上の高額のものもあり、お互いに迷惑します。練習場内では楽器をわかりやすく置くとか保管には特に注意しましょう。終わったらすぐ楽器はケースに収納しましょう。

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コメント: 1
  • #1

    pochi (月曜日, 20 3月 2017 07:28)

    そうなんです…バイオリン…微妙な調整が日々の課題…弾き始める前のチューニングから始まり、練習中にもピッチを気にしながら…そして周りの音と合わせて行く…この対応の繰り返しをスムーズにこなすには…私にはまだまだ長い試練です。
    皆様っ、ご迷惑をかけてると思いますが…引き続き、よろしくお願いいたします(≧∇≦)